
なんかここ最近(数年いや10年くらい?)除菌消臭スプレーが流行っています。ファブリーズやリセッシュなど…。
他にもあるとかもしれませんが、ファブリーズに含まれる成分で第4級アンモニウムという類のものでQuat(クウォット)と呼ばれる有機系の除菌成分があるようです。
まぁ、除菌するんだから何かしらの抗菌作用や殺菌作用・殺菌効果があるのでしょうが、このQuat(クウォット)というものが何となく怪しいもののようでもあるようです。
そこでちょこっと調べてみました。
ファブリーズに含まれる第4級アンモニウムQuat(クウォット)について、
【成分】:
全てのタイプに、トウモロコシ由来の消臭成分Cyが含まれている。また、Quat(クウォット)と呼ばれる有機系の除菌成分、それを高める有機酸が多くの製品に含まれている。他に使用されている成分には、水溶性凝集成分(ファブリーズ ハウスダストクリアのみ)、香料、水がある。 皮膚への刺激などいくつかの観点から安全性を検査している。その安全性データから、万一口に入ったり液が肌に付いた場合、妊婦が近辺にいる場合でも、ラベルに基づいた使用であれば安全上問題はないという。ただし、目に入った場合は洗い流すことを促しているほか、ペットへ直接吹きかけると言った行為は禁じている。
ファブリーズ – Wikipedia
その他以下は2010年の論文ですが冒頭に以下のように記載はされています。
近年、アレルギー疾患の増加や清潔志向の高まりに対応して、ハウスダスト除去や除菌効果をうたった家電製品や家庭用品がさかんに開発・販売されている.そのような家庭用品の中に、液剤を室内の布製品に直接噴霧する製品がある.
(中略)しかし、家庭用品の使用は消費者の良識に任されており、使用実態が、製造者の認識の範囲を越えた場合には、製品に含まれる成分による健康被害が起きる可能性がある.
特に化学物質に対する感受性の高い新生児期における曝露については、遅延毒性や発育障害を含め、安全性の検討が入念になされるべきと考える.
上記(先述の)ウィキペディア(Wikipedia)のQuat(クウォット)という所をクリックするとさらに詳細に第4級アンモニウムについての説明がなされています。
一応、以下に公式サイトに記載されている成分表を記してお聞こうと思います。
ファブリーズの主な成分は?
| 成分 | タイプ | 働き |
|---|---|---|
| トウモロコシ 由来消臭成分 | 全タイプ | トウモロコシ生まれの有効成分で、ニオイのもとの分子をとり込み、消臭します。 |
| 除菌成分 (有機系) | ファブリーズダブル除菌 緑茶成分入り ファブリーズダブル除菌 ファブリーズ ハウスダストクリア ファブリーズそよぐ草原の香り ファブリーズくつろぐフローラルブーケの香り ファブリーズふわりおひさまの香り クルマ用ファブリーズ | Quat(クウォット)。特定の除菌成分の総称です。このタイプの除菌成分の安全性は広く認められており、化粧品や薬用石鹸などに使用されています。 有機酸。野菜や果物の酸と同じ成分が、Quat(クウォット)の効果を高めるために配合されています。 |
| 水溶性凝集成分 | ファブリーズ ハウスダストクリア | 高分子ポリマーの一種。ハウスダストをまとめて固め、空気中に舞い上がりにくくします。 |
| 香料 | ファブリーズそよぐ草原の香り ファブリーズくつろぐフローラルブーケの香り ファブリーズふわりおひさまの香り | ポリエチレンとナイロンの多層構造 |
| 水 | 全タイプ | 有効成分をやさしく布地に浸透させ、ニオイのもとをつかまえるのを助けます。 |
となっています。
また、韓国のニュース1によるとアメリカで発売されているファブリーズ?には「BIT」という成分が含まれているようで、
2016年5月12日、韓国・ニュース1によると、韓国でオキシー社の加湿器殺菌剤の問題が連日報じられる中、製品の有害物質問題が米国系の韓国P&Gにも拡大している。主要商品の「ファブリーズ」に、加湿器殺菌剤の成分と類似した有害成分が含まれているとの情報が広まっているためだ。
記事によると、米国で販売されている「ファブリーズ」には「BIT」という成分が含まれている。BITはイソチアゾリノンという化学物質を原料とした合成化合物で、オキシー社の加湿器殺菌剤で問題となった「CMIT」「MIT」と同系列に分類されるという。米国疾病対策予防センター(CDC)は以前「イソチアゾリノンを原料とした殺虫剤や殺菌剤を使用した人の皮膚炎や発疹、過呼吸が報告された」とし、系列成分の有害性について警告したことがある。にもかかわらず韓国P&Gが韓国で販売中の「ファブリーズ」の成分を明らかにしていないため、疑惑が膨らんでいるのだ。



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